いちおし記事!
イルミネーション ポートレートは難しい ?

冬のイルミは定番です。しかし冬しか撮影できる機会がないためスキルアップが難しい撮影だと思います。

また「夜」「背景とモデルさんの露出差」「イルミの雰囲気」をすべてまとめるスキルが必要なためこれもまた難しい。

そんなイルミポトレの簡単な撮影方法を紹介します!

2020.12 イルミネーション撮影 !

イルミネーション ポートレートの撮り方(2020年版)

使用した機材




準備

1カメラ

  • Sony A7R4
    基本のメインカメラ、ポートレート撮影の時は必ずもっていきます。

  • X-T3
    レンズを新規で購入したため今回出番が来ました。

  • GR3
    使用するかどうかわかりませんが、荷物にならないので持っていきます。

2レンズ

  • sigma 24-70mm F2.8 DG (Sony A7R4)
    イルミネーションのキラキラはあまり期待できませんが、日中の撮影(スカイツリー付近)もあるので持っていきます。

  • Viltrox 56mm F1.4 (X-T3)
    今回購入したレンズ。初使用です。35mm換算で85mmとなります。
    イルミネーションの撮影なのでキラキラボケをイメージし持っていく事にしました。
    純正レンズの1/3程度の価格で購入できるのと、作りもしっかりしていて良かったです。一番上の写真もこのレンズで撮影しています。

3アクセサリ

  • リトラプロ (LEDライト)
    イルミネーションの撮影でストロボを持っていくか迷いました。人ごみの中でストロボ設置できるかの懸念、ストロボでイルミポートレートが撮影できるかの懸念(今まで実績なし)など、不安要素多めで実績のあるLEDを持っていく事に。
    LEDだと簡単すぎてスキルアップできないことからあまり使用したくなかったのですが、持っていて大変助かりました !

  • ミニ三脚

事前イメージ

日中ポートレートとイルミポートレート撮影の予定でした。
日中は風景をとりいれたかったので、24-70㎜という広角も撮影できるレンズ中心。

イルミポートレートは、キラキラボケを出したかったので、望遠よりのレンズでの撮影をイメージ。

どちらかというとイルミをメインにしたかったので、135mm F1.8を持っていくか悩みました。

しかしかねてから欲しかったViltrox 56mm F1.4が手に入りこちらを持っていく事に。



撮影開始

ますばスカイツリー。24mmのレンズを持っていきましたが近すぎました笑

これだとどこを撮影しているかわかりづらいですね。

スカイツリーからは少し離れようということになり、、

うーん、まあ決して悪くはないのですが僕の腕ではいまいち感が強い笑

ここまではSonyのA7r4での撮影です。

 

カメラをFujiのX-T3に変更。最近購入したもので、まだ手の内に入っていないところはあります。

でもFujiは色がいいし積極的に使用していきたいカメラ。

そして装着しているレンズは56mm F1.4初使用です !

この写真、なんと霞がかっています。レンズの保護フィルターの性能がよくないのか、外気温の差でレンズが曇ってしまっていたためです。(ここは事前に把握済)これはこれでいい感じですね。

スカイツリー近辺の撮影で感じたことは、「スカイツリーと人物」の欲張り撮影は難しいという点。
そのため対策が必要です。

  • スカイツリーから遠く離れる
  • 10mm~20mm程度の広角レンズを使用する(人物が歪んでしまうのでNGかも)

次は丸の内に移動!

丸の内はイルミ狙いなので日が落ちてきてから移動しました。

とにかく寒い日で、モデルさんは大変だと思います。生足ですし、、

ここではキラキラ感、ボケ感を出したいのでFujiのX-T3とViltrox 56mm F1.4の組み合わせで挑みますよ!

懸念しているのは、

  • 暗い中でのX-T3のAF挙動
  • ISOをあげた時のノイズ量
  • Viltrox 56mm F1.4の実力

どれも初体験なので不安ばかり笑

SonyのA7r4もありますが、24-70mmF2.8では自分のイメージの撮影ができないため使用しないことに決めました。

そして最大のポイントは、LEDライトです。この場所は人も多くストロボ設置などできないだろうと思い、光源としてLEDとミニ三脚だけ持参しました。

このLEDは買いです。他にも色々なメーカーが出していますが

  • 光の強弱を調整できる
  • 色温度を調整できる
  • 防水

そしてすべての操作をスマホで出来ます!

イルミネーションポートレート撮影はこれだけ持って行けば、及第点が撮れる撮影はできます!

ミニ三脚にセットしてもかなり小さい。毎年このセットでいいなぁと思いました。

※とにかく、コンパクトに設置出来るというのは大きなメリットですね。

イルミネーション ポートレート撮影のコツ

結論からいうと、ストロボを使用した撮影はストロボ撮影の経験がある人で知識もないと難しいです。
簡単な方法は今回のぼくのようにLEDを使用した撮影。
手順は

撮影時の流れ

モデルさんの露出(明るさ)は考えずイルミネーションの露出を決める

露出を決める方法
・F値でコントロール
・シャッタースピードでコントロール
・ISOでコントロール
と3つの方法があります。

露出をコントロールする3つの方法
詳しく解説!!(露出をコントロールする3つの方法)

 

F値でコントロール
絞ってしまうとイルミのキラキラ感が少なくなりますので開放にしといたほうがいいです。

シャッタースピードでコントロール
シャッタースピードを遅くすると全体的に明るくなりますが、手振れや被写体ブレを起こすので
レンズの 1/焦点距離 のシャッタースピードは欲しいです。
今回でいうと、85mmレンズなので1/100は欲しいところです。

ISOでコントロール
一番はここです。ISOでコントロールしましょう。とくにイルミ初挑戦だとISOを上げることに躊躇すると思いますが思い切って ISO3200くらいまであげてもいいかもしれません。
カメラの性能によるのでISO3200でもノイズの少ないカメラもあれば、ノイズが多く出てしまうカメラもあります。でもSNSに写真をアップするくらいなら気にしなくていいでしょう。

広角寄りのレンズを使用するとキラキラボケが小さくてぱっと見が地味になります。85mm以上のレンズを使用したほうがキラキラボケは華やかになりますよ!

全体の露出がきまったらLEDライトを設置してモデルさんの露出を決めます
撮影開始! あとはトライアンドエラーで撮影していきます。

モデルさんの顔にあたるLEDの光を確認しながら、LEDの設置場所を調整。

かなり人が多い場所もひっそりと設置出来ました。

撮影を終えて

イルミネーションポートレートは、今回で4回目でした。

ストロボの使用は人ごみではかなりためらいもあったり、一回でうまくいかなかったりと焦りも出てきました。

 

限られた時間で撮影すること、イルミは冬がメインであまり練習するチャンスもないことなどを考えると

LEDを使用する方法が失敗せずに撮影できる方法だと感じました。

 

イルミネーションポートレートはうまく撮影できると、滅多に撮影できない写真が撮れるので楽しいです。

本当はストロボ使用したいのですが、まずはストロボで失敗なく撮影できるように練習は必要かな。。

LEDをストロボに置き換えることと、光源を大きくして面光源(柔らかい光)にするとうまくいくのではと思っています。

来月はストロボでやってみたいです!

それと、冬の夜はめっちゃ寒い笑 モデルさんありがとうございます!