GR3/GR3xも絞りを決めて、シャッタースピード決めて、ISO感度を決めてといった撮影をしていたら、魅力が損なわれます。
設定をあらかじめ決めておいて、気の向くままに撮影するのがGRのスタイル。
今回GR3/GR3xで使える設定を3つ紹介します。
こんな人は読んでみてね!
- GRを購入したけれど持てあましている人
- GRに魅力を感じなくなってしまった人
- GRを手放そうかと考えている人
GR3/GR3xおすすめの設定で使い勝手を良くする
ガチガチのテクニックではなく、GRってこうやって向き合うと楽しいよといった内容です。
GR3を手放してから、GR3をこうやって使って入れば絶対楽しかった、GR3xを購入してから撮影方法を見直したので紹介します。
写ルンですのように設定してみた
「写ルンです」で撮影していたころは、ピントもあっているか分からないし、それでも楽しく写真をとっていました。
ピントがあっているとか、そんなの気にしたことがない。とにかく友達との写真をたくさん撮っていました。今でもたくさんの思い出が当時の写真に詰まっています。
GRを「写ルンです」みたいに使いたい。GR3xを購入してからそう思い始めました。解像度とかピントとかノイズの少ない写真を撮りたい場合は、別のカメラで撮影すればいい。
ちなみに市販されている「写ルンです」の設定は次のようになっているとのこと。こちらを参考にGRにも同じ設定にしてみるのも面白いかも!
「写ルンです」の設定もこちらに記しておきます。
- シャッタースピード 1/140
- 絞り F10
- ISO感度 400
GRは気軽にさっと撮影できるのが魅力。
これって雑に撮影するのではなく、エモい写真を撮りたいわけでもなく、今を写しておきたいという気持ち。
Pモードで撮影できるよう設定
GR3xにしてから、マニュアル露出での撮影をやめました。基本「Pモードで撮影」これも理由があって、今所属している写真事務所の社長が「ボクは本番でもPモードで撮影するこどかあるよ」と話してくれたこと。
さすがにシーンは限定でしたが、「へぇープロの人でもPモード使うんだ」と驚きでした。
でもGR3xをPモードにしてみたら、めっちゃ撮影しやすいんですよ! 今まではマニュアル露出でしたのでISOを決定・絞りを決定・シャッタースピードを決定・ホワイトバランスを決定など設定項目が多すぎて、GRの速写性が損なわれていたですね。
当時は「GRなんだから格好いい写真をこだわって撮っていかないと」という気持ちが強くあったのです。
モードを設定しておく
GR3xでは3つの撮影設定を作り登録してあります。そして基本的にこの設定でしか撮影しません。
余談ですが
スーパーで実験をしたところ、ジャムの種類がたくさんあるより少ないほうが購入者が多くなるというもの。
カメラの設定も、色々と設定があるため絞って使ったほうが撮影しやすくなるのでは?と思いました。
- 50mm・スクエアでレトロの色味に設定し、露出モードはP(プログラム)
基本メインで使う設定 - ソフトモノトーンで少しだけコンラストを下げ、露出モードはP(プログラム)
モノトーンで撮影したい時の設定。40mmにしてあります - シャッターを押したらすぐに撮影できる設定
マニュアル露出、マニュアルフォーカスにし絞りはF13。ピントも気にせずさっと撮影する時に使用
GR3xでは(GR3も)、自分で設定した撮影内容を3つ(U1~U3)登録できます。登録した内容はダイアルに割当られ、瞬時に呼び出せます。
この機能はぜひ使って欲しい機能です!
下の写真は「ソフトモノトーンで少しだけコンラストを下げ、露出モードはP(プログラム)」の設定です。
玉ボケも出来ているし、階調も滑らかですね!
ピントがあってなくてもいいじゃない
フィルムカメラっぽい写真ってインスタで評判良かったりしますよね。ちょっとレトロな感じで、あまりボケもなく全体的に解像感も低めの写真。
GRもこんな感じでいいのだと思っています。がっつり構図を決めて被写体ブレもなくし背景もボケさせたポートレートは、ミラーレス一眼に任せておきます。
GRで撮影する時は、速写性を一番に考えどんどんシャッターを切る。こうした楽しみ方もいいのかなと思います。
それにはおすすめなモードは次の通りです。
- Pモード
ほぼカメラ任せでシャッターを切れます - フォーカスをマニュアルフォーカスにしてゾーンで撮影
F値も10くらいまで絞ります。シャッタースピードは1/100~1/125。ちょっとブラしたければ1/20とか。
これでシャッターをきれば、パンフォーカスで撮影。
設定を誤るとGR3は使いにくい
GR3は設定を間違えるととても使いにくいカメラになります。
こだわって撮りたいカメラなのですが、
過去にはこんな記事も書きましたが、はい使いこなせないのはボクです。。
GR3は使いにくくて手放しました
GRシリーズは28mmの画角です。スマホで撮影するように広角での撮影となります。ここがちょっと使いづらかったかな。
たしかにクロップすれば50mmでも撮影可能なので必要に応じでクロップしていました。でもほぼクロップで撮影。。苦手なんですよね、広角。
風景や建物の撮影は良いのですが、スナップでの28mmとかってどうしても苦手。
それと、設定の問題。
GR3の頃は、マニュアル露出にしていたので撮影のたびに「絞り」「シャッター速度」「ISO」さらにはホワイトバランス、イメージコントロールを調整していました。
GR3を手放した理由 設定が豊富?
広角での撮影が苦手という話をしましたが、他にもいくつか不満がありました。
- 設定が多すぎる
GRは設定が豊富にあります。多機能すぎて毎回撮影ごとに設定していたのが苦痛になってしまいました。 - ヒット率が少ない
他の人が撮影しているような写真があまりとれない。このあたりは、ボクの腕なのですが、、 - スマホでいいじゃん
なんだかスマホで撮影していても良いんじゃいかと思うように
色々「使わない理由」を探し始めてきたので、そろそろ潮時かなと。。
GR3で楽しく撮影するには自分流の設定を作っておく
GR3で自分流の設定をつくっておきましょう。
基本この3つしか使いません。設定を決めておいたほうが、圧倒的に撮影しやすくります。最初は、すすめられた設定で構いません。
GRで撮影していく中で「自分流」の設定を見つけていきましょう。
記事の最初にお伝えしたとおり、ボクの場合は次の3つ。
- 50mm・スクエアでレトロの色味に設定し、露出モードはP(プログラム)
基本メインで使う設定 - ソフトモノトーンで少しだけコンラストを下げ、露出モードはP(プログラム)
モノトーンで撮影したい時の設定。40mmにしてあります - シャッターを押したらすぐに撮影できる設定
マニュアル露出、マニュアルフォーカスにし絞りはF13。ピントも気にせずさっと撮影する時に使用
こうやって簡単に持ち出せる良さがGRの魅力の一つですね!
GRすごく楽しい。買ってから寝る時と風呂入る時と筋トレしてる時以外ずーっと右のポケットに入れて持ち歩いてる。失敗も多いけど写った時の良さがとても気持ちいい。GR楽しい #gr3 #gr #RICOH pic.twitter.com/usi5eA4EMy
— うそ800 (@kitanoyamx) January 21, 2023
GR3xを購入
結局GR3xを購入してしまいました。今まで何台もGRを購入しては手放していたので、今回は今回こそはじっくり向き合いたい笑
そのためGRの設定を見直します。
そして見直した設定がとてもつかいやすいカメラにしてくれるかも!?
設定内容を次の章で紹介します。
GR3/GR3x おすすめな人
GRシリーズに根強い人気があるのはモノクロの階調が綺麗だから、さっと簡単に撮影できるから、20年以上も進化を遂げながら販売を続けている名機だからなど色々と理由はあります。
ボクが何台もGRを使ってきて感じてきた印象から、「GR」をおすすめしたい人はこういった人たちです。
- メインのカメラを持っていてコンパクトなサブ機が欲しい人
サブ機としてのGRは、おすすめできます。ただ一眼ミラーレスと同等の画質の良さは求めない人におすすめです。 - 気取らずに撮影したい人
ポケットからさっと出して、シャッターを切るのがGRの撮影。気取らずに楽しみたい人はぜひ! - 撮影することに疲れている人
いつもピントをばっちりに撮影していたり、構図はこうではなくてはいけないと考えいたりしてちょっと写撮影に疲れてしまった人はGRで昔の気持ちにもどりましょう。
GR3/GR3x おすすめしない人
一方こういった人たちは購入しないほうが良いです。
- スマホでの撮影に満足できている人
スマホやiPhoneでの撮影に満足してるい人は、たとえGRを購入しても段々と使用しなくなります。 - 初めてカメラを買う人
初めての一台でGRはちっとハードルが高めです。カメラを使いこなせるようになってから購入したほうがよりGRを楽しめます。 - ISOやF値、シャッタースピードの関係がわかっていない人
このあたりの設定を素早くできる人なら速写性を活かすことも、じっくり撮影することもできるのがGR。あとGRの設定カスタマイズして使いたいのである程度カメラの設定が分かっていたいです。 - ゆっくり写真を撮りたい人
ゆっくり撮影したい場合は、一眼ミラーレスなどを購入しましょう。 - 映え写真を撮りたい人
GRはモノトーン系の撮影が得意なので、鮮やかさを前面に出したい場合はおすすめできません。
まとめ
GRは人気があり、雰囲気のあるスナップを撮影したい人には最高の相棒になります。しかしボクのように使いこなせず手放してしまう人も多くいます。
でもGRの設定を決定すると、GRとの向き合い方が変わってくるのを実感すると思います。
この記事で紹介している3つのモードを参考に自分流のGRを作ってみましょう。
- 50mm・スクエアでレトロの色味に設定し、露出モードはP(プログラム)
- ソフトモノトーンで少しだけコンラストを下げ、露出モードはP(プログラム)
- シャッターを押したらすぐに撮影できる設定
きっとしっくりとくるカメラに仕上がるはずです!